
色を増やす。文字を大きくする。写真を足す。目立たせようとするほど、かえって一番伝えたいことが埋もれることがあります。Office Mineがデザイン制作で大切にしている「整理する」という考え方について。
デザインの相談を受けていると、
「もっと目立たせたい」
「ここも大きくしたい」
「この写真も入れたい」
という話になることがあります。
もちろん、目立たせることが必要な場面もあります。
でも、全部を目立たせようとすると、逆に何も目立たなくなることがあります。
文字を大きくする。
色を増やす。
写真を増やす。
説明を足す。
ひとつずつは良さそうに見えても、全部を入れると、見る人は「どこを見ればいいのか」が分からなくなります。
だから制作中によく考えるのは、
何を足すかより、何を残すか。
ということです。
商品の名前を最初に見せたいのか。
写真のシズル感を優先したいのか。
価格を強く見せたいのか。
ブランドの雰囲気を残したいのか。
一番伝えたいものを決めると、それ以外の要素の役割も整理しやすくなります。
最近の食品ラベルやPOPの制作でも、最初の案から要素を減らしたことで、かえって商品の印象が強くなったことが何度もありました。
色を一つ減らす。
文字を少し小さくする。
写真の位置を変える。
余白を増やす。
大きな変更ではなくても、見え方はかなり変わります。
デザインは、たくさん情報を入れることではなく、
伝わる順番をつくることなんだと思います。
目立たせたいからこそ、足しすぎない。
制作していると、そんな判断の大切さをよく感じます。
